2012年10月31日水曜日

「エントロピー的な」人的ネットワークを持つ経営者


自分はあとせいぜい50回くらいしか桜を見れないと気付く

 夢というものは、思いっきり手を伸ばした先の、1ミリ先にある。
 ポイントは、本人にとってはそれが1ミリ先にあるということに
 気付かないところだ。

「エントロピー的な」人的ネットワークを持つ経営者は、予測可能なネットワークしか持たない人に比べて、
3倍も独創的だと判定されたのだ。自分とは異質の人と多数交流することで、彼らはより広い発想を持ち、
効果的な情報に触れていた。快適な関係に閉じこもって、誰もが考えるありふれたことを考えるのではなく、
全く新しい革新的なコンセプトを彼らは提案していた。
われわれは、「革新的な人」というのは個人だと考えがちだ。しかしRuef教授の分析は、
個人に焦点を当てると見落とされてしまうポイントがあることを示唆している。
個人の成功には、人に新奇な情報を与えてくれる、「弱い絆」や「関係の遠い知人」」
というネットワークの寄与があるのだ。